津山ジャズ・フェスティバルⅠ 「ハロルド・メイバーン トリオ、ラッセル・マローン/ピーターバーンスタインのギターデュオ」 |
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Harold Mabern (ハロルド・メイバーン)
60年代にマイルス・デイビスをはじめウェス・モンゴメリー、アート・ファーマー、ベニー・ゴルソン、J. J.ジョンソン等、大物達と活躍してきた渋いベテラン・ピアニスト。いまや、現存するハードバップ世代最後の大物の一人。歌心豊かな表現力と気骨のあるバネのプレイが特徴。ハードバップからモーダルなスタイルまでを圧倒的なスウィング感覚でプレイする巨匠。
Lee Pearson (リー・ピアソン)
バルチモアのハイスクールから、マンハッタン音楽院を卒業した新進気鋭のドラマー。デューク・エリントン楽団やロイ・エアーズ・バンドの一員としてツアーに参加し、ミュージシャンとしての技量の研鑽を重ねる。現在はニューヨークを中心に活躍中である。サックスのケニー・ギャレット・グループに在籍したこともあるが、そのスピード感あふれるシャープなプレイで話題を集めた。
Russell Hall (ラッセル・ホール)
有名なアーツ・ジャズ・アンサンブルのディラード・スクールでベースを弾きはじめる。2010年から2013年までの3年間、ジャズ・アット・リンカーン・センターで開催されたデューク・エリントンのジャズ・コンペで最も注目すべきベーシストに選ばれる。2011年8月、ウィントン・マルサリスは「ジェット・マガジン」に於いて、最も将来を嘱望されているベーシストに挙げている。
Russell Malone (ラッセル・マローン)
1988年にジャズ・オルガン奏者のジミー・スミスのバンドを皮切りに、1989年にはハリー・コニックJr.のビッグ・バンド、1995年からはダイアナ・クラ-ル・トリオでその腕を磨いた。そして、ハンク・ジョーズやソニー・ロリンズの誕生日演奏会のメンバーに選ばれて一段と評価されるようになる。その独特の揺れを感じさせるビーバップ・スタイルのギター・ワークはユニーク。今回のピーター・バーンスタインとの共演は初めての顔合わせである。
Peter Bernstein (ピーター・バーンスタイン)
ニューヨークで伝説的なギタリスト、ジム・ホールと出会い、大きく影響を受ける。1990年ジョン・スコフィールドとパット・メセニーが行っていた招待者だけのジャズ・ギター・フェスティヴァルでジム・ホールとのデュオが話題となり、ギタリストとしての地位を不動のものとした。2008年には「ブルーノート7」のバンドの一員となりレコーディングと全米ツアーに参加。最近では、ソニー・ロリンズの新しいメンバーに迎えられている。