「笛の楽園」に遊ぶ フランドル楽派(15世紀)に始まるリコーダー500年のパノラマ ※終了しました |
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船山信子 プロフィール (ふなやま のぶこ)
略歴 上野学園大学元学長。上野学園 石橋メモリアルホール館長。音楽学者。専門は18世紀フランス音楽と思想。東京芸術大学および同大学院音楽研究科修士課程(音楽学専攻)修了。パリ第4大学音楽学研究所博士課程に在籍(1973-74)。フランス文化芸術勲章シュヴァリエ受章。著書に『ある「完全な音楽家」の肖像―マダム・ピュイグ=ロジェが日本に遺したもの』(編著)、「音楽フェスティバルをつくる」(共著)、「日本ドイツ 女性の新しいうねり」(共著)など。 文化審議会委員(文化功労者選考分科会)(3期)、独立行政法人評価委員会委員(4期)、文化庁新進芸術家海外留学制度,同国内研修制度選考委員(3期)を務める。現在、北区文化振興財団理事、東京文化会館運営委員、文化財保護・芸術研究助成財団事業委員。東京芸術大学講師、お茶の水女子大学講師、千葉大学講師、津田塾大学講師等を歴任。昭和44年より上野学園大学で教鞭をとり、平成5年より教授。音楽学部長(平成10~14年)、学長代行代理(平成21~23年)、学長代理(平成23~27年)、学長(平成28年)。 |
ヴァルター・ファンハウヴェ Walter van Hauwe |
ダニエレ・ブラジェッティ Daniele Bragetti |
田中せい子 Seiko Tanaka |
プロフィール
ヴァルター・ファンウヴェはソリストとして、 またクワドロ・オトテール、リトルコンソートのメンバーとしてリコーダー界で長年にわたり活動してきた。 1969年に行ったクワドロ・オトテールのレコーディングではエディソン賞を授与されている。ファンハウヴェはフランス・ブリュッヘン、グスタフ・レオンハルト、ニコラウス・アーノンクールらと共に多くのコンサート、レコーディングを行った。 1971年にはフランス・ブリュッヘン、ケース・ブッケと共に実験的リコーダーアンサンブル"サワークリーム"を開始し、話題をさらった。現代音楽の分野とも緊密に関わり、彼の働きかけによってフランコ・ドナトーニ、尹伊桑、その他多くの作曲家がリコーダーのために作曲した。 ファンハウヴェはまた即興にも大きな関心を持ち、マリンバ奏者の安倍圭子や現代即興のアンサンブル"マールテン・アルテナアンサンブル"とも共演、録音を行った。 また、劇団"ホランディア"とそのリーダーであるパウル・クックと共に、数々のプロデュースをも行ってきた。 2001年から2005年にかけ、ファンハウヴェは日本のサイトウ・キネンフェスティバル(松本)に招聘され、バロック作品(J.S.バッハ、ヴィヴァルディ、ラモ、パーセル等)の音楽監督を行った。 ファンハウヴェは1971年よりアムステルダム音楽院で教鞭をとり、非常に画期的な教育プログラムを展開、世界中からリコーダー専門生がアムステルダムに集まった。 2006年以降はアムステルダム音楽院の教育学部長を務めた。ファン・ハウヴェはあらゆるジャンルの音楽、とりわけ色々な楽器による現代音楽と古楽解釈の"コーチ"として多くの国より招かれている。 これまでにアメリカ、ヨーロッパ、台湾、オーストラリアを訪れ、日本においては今井信子、小澤征爾らと共に仕事をした。 ファンハウヴェは3巻よりなる専門生のためのメソッド『現代リコーダー教本』(ショット)を著し、それは多くの原語に翻訳された。(日本語版:日本ショット、大竹尚之訳) 1988年よりファンハウヴェは『リコーダーのための現代音楽カタログ』の作成を始め、そこに収められている曲数はすでに1万曲を越える。また、『リコーダーのための歴史的レパートリーのカタログ』の作成も行っており、そこでは16世紀から現代までのリコーダーのオリジナル作品が95%以上カバーされている。 カタログはhttp://www.blokfluit.org.にて閲覧できる。 2002年、ファンハウヴェはこれまでの活動を評価され、オランダの名誉賞"ベルナルド皇太子賞"を受賞した。 彼のレコーディングは次のレーベルで聴くことができる: 'Das Alte Werk' (テレフンケン)、ヴァンガード、コロンビア-デンオン、 RCA、 CBS、'アタッカ' 、チャンネルクラシックス/メック 通常はチャンネルクラシックスをレコーディングのホームベースとしている。 |
プロフィール
ミラノ市立音楽院を1985年に卒業。ニーナ・スターンに師事 。その後イタリアでケース・ブッケに師事し、1986年にアムステルダム、スヴェーリンク音楽院に入学、マライケ・ミッセンとジャネット・ファンヴィンガーデンに師事し、1991年に同音楽院を卒業。 ヨーロッパ、日本、南米でソリスト、田中せい子とのデュオ、アンサンブルやバロックオーケストラのメンバーとして多年にわたりコンサート活動を行う。 これまでにリモージュバロックアンサンブル(C.コアン主宰)、ディヴィーナ・アルモニア(L.ギエルミ主宰)、アンサンブル・エリマ(G.ガリード主宰)、カぺッラ・ドゥカーレ・ヴェネツィア(L.ピコッティ主宰)、アテスティス・コールス(F.M.ブレッサン主宰)、アカデミア・モンテ・レガリス(A.デマルキ)、アンサンブル・コンチェルト(R.ジーニ)に参加。 CDレコーディングはOpus111,アントレ、マーキュリー、パッサカイユにて行った。 2008年、2010年にはチリのサンティアゴカトリック大学よりマスタークラス教授として招かれた。 彼はミラノ音楽院にて教鞭をとったほか、現在ジュネーヴ高等音楽院リコーダー科、ミラノ市立音楽院のリコーダー科の教授を務める。 東京およびミラノの"ストゥディオ・フォンテガーラ"主宰。 |
プロフィール
12歳よりリコーダーを専攻し、上野学園中学、高校リコーダ科を経て、同大学器楽科を卒業。 リコーダーを島田暁子、多田逸郎、山岡重治各氏に師事。1986年にアムステルダム、スヴェーリンク音楽院に留学、ヴァルター・ファンハウヴェ氏に師事。 教授者および演奏家ディプロマを取得し1993年に同音楽院を卒業。 オランダ留学中よりヨーロッパ及び日本で演奏活動を開始し、フランドル音楽祭(ブルージュ)、ホランドフェスティバル(ユトレヒト)等に参加。 これまでにヴァルター・ファンハウヴェ、リモージュ・バロックアンサンブル(C.コアン主宰)、ディヴィーナ・アルモニア(L.ギエルミ主宰)、マテウス・バロックアンサンブル(M.レオンハルト主宰)、アンサンブル・エリマ(G.ガリード主宰)等と共演した。 リコーダー教育活動も活発に行っており、上野学園大学、ヴァレーゼ音楽院、ミラノ音楽院を経て、現在は東京の"ストゥディオ・フォンテガーラ"主宰。 1998年には著書「リコーダーのタンギング」(アントレ)を出版。 CD録音はアントレ("デュオ"レコード芸術準特選盤)、パッサカイユ、マーキュリーで行っている。 ダニエレ・ブラジェッティと共に2つのリコーダーオーケストラ"ソナトーリ・デル・フォンテゴ"(東京)、"ソナトーリ・デル・フォンテゴ-ミラノ・リコーダーオーケストラ"を主宰している。
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チラシ(表面)は、こちら(pdf)
チラシ(裏面)は、こちら(pdf)